大分前に買って学生に使わせていた FMV-BIBLO NB50H が空いたので, このパソコンに WindowsXP と Vine Linux 3.2 をインストールしてみた。
メーカー:富士通
機種: FMV-BIBLO NB50H
CPU:モバイル インテル(R)Celeron(R) プロセッサ2.40GHz
メモリー: 256MB
ビデオカード: ATI Technologies Inc RadionIGP 340M 32768KByte
モニタ情報 :Generic LCD Display ‐ LCD Panel 1024x768
水平:31.5-48.5, 垂直:40-70
デスクトップカラー :16777216色
デスクトップサイズ :1024x768
サウンドボード:
ハードディスク:60GB
富士通の Linux Support のサイト: http://www.fmworld.net/biz/fmv/annc/linux/index.html
ハードディスクが 60GB もあるので,今回は WindowsXP と Vine Linux とのデュアルブートにしてみた。
(デュアルブートにするための一般的な方法などは別のページに書いておいたので, そちらを参考にして下さい。)
まず WindowsXP をインストールするために,付属のマニュアル「FMV活用ガイド」の p108 とか p167 を読み, マニュアル通りに操作してみる。
さて,困った。家で使っている FMV-BIBLO NE7/850H ではハードディスクに空き領域を作れたのだが, この機種では作れない!!
しかも, C:もD:も NTFS でフォーマットされているが, GNU Parted では NTFS をリサイズできない!
FIPS.EXE ではどうかと思って調べてみたが, どうやら FIPS.EXE では8GBより大きいサイズのパーティションを操作できないらしい。
ふと思い出して,大昔に買った PartitionMagic 5.0 を棚の奥から捜し出し, 緊急ディスクを使ってみたが, 「番号1527:更新のシーケンス番号が無効です」となって領域の変更ができない。 まあ,これはしょうがないだろう。あんな昔にはこんな大きなハードディスクは無かったから, 大容量ディスクを認識できなくてもやむを得ない。
Linux を使っていてもパーティションのサイズを変更したくなることが,たまにある。 そこで,思い切って(と言うほどのものでもないが) パーティション変更用の製品を買ってみようという気になった。
調べてみると「パーティションコマンダー8」とか「 PartitionMagic 」とかがあるらしい。
さっそく大学生協や近くの電気屋さんに行ってみたが, 田舎の悲しさ,どれも置いてない。
手に入らないとなると,無性に欲しくなる場合もあるが, たかがパーティション変更ツールとなると(しかも7千円とか1万円とかだと)買う気が失せてしまう。
後日談:
その後,別の電気屋さんに行ってみたら,パーティションコマンダーを売っていた。
後で使うこともあるだろうと,一つ買っておいたが,まだ使っていない。
取り敢えずインストールしたばかりの WindowsXP を起動してみる。
Dドライブを調べると,どうやら何も入っていないようだ。
注意)
標準では「隠しファイル」とか「システムファイルは表示しない」とかの設定がなされています!!
「隠しファイル」も「システムファイル」も全部表示するように変更してから確かめよう!!
何もないと思って,うっかり消してしまうと WindowsXP がおかしくなるかも ...... 。
そこで Linux をインストールする際に,Dドライブを一旦削除してから新しく作ることにした。
大分前に買ったけれど,まだ封も切っていなかった Vine Linux 3.1CR のCDを箱から取り出し, CDドライブに入れてCDから起動する。
インストールの初期の段階でパーティションの作成の部分があるので,
fdisk を使って Dドライブを削除し,新しく小さめのDドライブ用の領域を作る。
( fdisk の使い方は 別のページ に書いておいた)
残った空き領域は Linux 用に自由に区切る。
結局,今回は以下のような構成にしてみた。
デバイス 始点 終点 ブロック ID システム /hda1 1 1917 15398271 7 HPFS/NTFS /hda2 1918 7295 43198785 7 HPFS/NTFS
デバイス 始点 終点 ブロック ID システム /hda1 1 1917 15398271 7 HPFS/NTFS /hda2 1918 2526 4891792 7 HPFS/NTFS /hda3 2527 2588 498015 83 Linux /boot /hda4 2589 7296 37817010 5 拡張領域 /hda5 2589 2711 987966 82 Linux スワップ /hda6 2712 3441 5863693 83 Linux /home /hda7 3442 4171 5863693 83 Linux / /hda8 4172 4901 5863693 83 Linux /work0 /hda9 4902 7296 19237806 83 Linux /work
以後は普通にインストールを進めればよい。
「グラフィカルインターフェースの設定」のところでは 「ATI Radeon IGP320 」と認識された。
ハードディスクのフォーマットとパッケージのインストールは, 大体30分くらいかかった。
その後の「モニターの設定」のところでは「モニター未検出」となるので リストの中から「汎用LCD Panel 1024x768」を選んでおいた。
なお,インストールの最後の辺りで LILO をブートローダーにする画面があるが, この画面の下の方で /dev/hda1 のブートラベルを WindowsXP 用に適当な名前で設定しておく必要がある。
この設定を忘れると,このままでは WindowsXP を起動できなくなるので, 後で Linux を起動して LILO の設定をやり直すことになる。
Vine Linux のインストールが一先ずできたので, WindowsXP で起動してみる。
マイコンピュータで Dドライブをクリックすると, 「このドライブはフォーマットされていません。いますぐフォーマットしますか?」 と,訊ねてきたので,「はい」にする。
これで,あっさり Dドライブがフォーマットされた。(4.66GB,NTFS)
試しに Dドライブを表示してみたが,もちろん何も入ってはいない。
適当にファイルなどを書き込んでみたが,特に問題はなさそうだ。
因みに,私がこのパソコンの WindowsXP を使うことは, 多分,数年に一度くらいだ。
この状態の WindowsXP を毎日使い続けてみて,おかしな動作にならないかどうかは, 私には確かめようがない。
このページに書いてある方法でデュアルブートにしたら WindowsXP がおかしくなったと文句を言われても, 責任は取れないので,悪しからず ...... 。
WindowsXP の方は(どうせ使わないのだから)いい加減に済ませて, 日々使用することになる Vine の方に移る。
先ず,発表されたばかりの最新版 Vine 3.2 にディストリビューション全体をアップグレードした。
これでディストリビューション全体が 3.1 から 3.2 にアップグレードされた。 ただし, apt-get dist-upgrade では kernel と kernel-header はアップグレードされないので, これらは別にインストールする必要がある。
念のため一度再起動して動作を確かめてから,パッケージのアップデートをしてみた。
すると kernel と kernel-header をアップデートするかと訊ねてきたので, ついでにカーネルもバージョンアップしておくことにした。
「Y」を押すと kernel-2.4.31-0vl1.8 と kernel-headers がインストールされた。
ところで,kernel の場合にはインストールしただけでは,その kernel で起動するようにはならない。 新しい kernel から起動するためには LILO ( や GRUB )などのブートローダーの設定を変更しなければならない。
Vine3.2 のブートローダーは(まだ)LILO なので,/etc/lilo.conf を修正してから,
コマンドラインで /sbin/lilo を実行する。
( LILO の設定や変更についてはこちらのページに書いておいた。)
インストールが一先ず終わったので,この辺でセキュリティーの設定をしておく。 詳しくはこちらのページに書いておいたので省略するが, だいたい以下のようなことをした。
/etc/hosts.allow を修正 /etc/hosts.deny を修正 /etc/inetd.conf を修正 コマンドラインで killall -HUP inetd を実行 iptables でパケットフィルタリングをするように設定 コマンドラインで setup を実行し,で起動時のサービスを設定 httpd postfix などは停止
Vine 3.0 から(?)プリンターの制御が CUPS に変わった。 Vine 3.1CR 付属のマニュアルによると,プリンタードライバーなどの設定は mozilla で http://localhost:631/ へアクセスして行うらしい。
私が現在使っているプリンターは Canon の PIXUS990i だが, Vine 2.6r4 までは,このプリンターのドライバーは入っていなかったので, Canon の WEB サイト からドライバーをダウンロードしてインストールしていた。
あまり期待はしなかったが,念のため mozilla で http://localhost:631/ を開いてみると,やはり PIXUS990i 用のドライバーは入っていないようだ。
Canon から Printer ドライバーをダウンロードした。 もちろん CUPS 用の追加ソフトもダウンロードしておく。
さて,ダウンロードした rpm ファイルをインストールしようとしたら, libpng.so.2 が必要と言われてインストールできない! 調べてみたら,Vine 3.2 にあるのは libpng.so.3 だ。libpng.so が新し過ぎる?? 仕方ないので nodeps オプションをつけて無理矢理インストールしてみた。
# rpm -Uvh --nodeps bjfilterpixus990i-2.4-0.i386.rpm # rpm -Uvh bjfiltercups-2.4-0.i386.rpm # /etc/rc.d/init.d/cups restart # lpadmin -p PIXUS990i -m canonpixus990i.ppd -v canon_usb:/dev/usb/lp0 -E # lpadmin -d PIXUS990i
念のためパソコンを再起動してから印刷のテストをしてみた。
まずは付属のマニュアルに従って mozilla で http://localhost:631/ へアクセスし, テストページの印刷を実行してみる。
無事に印刷できた。
後で色々なアプリケーションをインストールして印刷をテストしてみた。
話の順序は変わるが,まとめてここに書いておくことにする。
acroread で pdf ファイルを印刷してみた。
1ページ目はうまく印刷できたが,2ページ目からは日本語が印刷できなかった。
印刷の設定で「 スピードを優先して最適化 」 のチェックをはずしたら ,上手く印刷できるようになった。
kview で画像ファイル xxx.jpg を開いて印刷してみた。 無事印刷できた。
無事印刷できた。
FileRunner の print メニューでは日本語が印刷できなかった。
そこで,コマンドラインで, Vine 3.1CR のマニュアル 130ページの方法
lp ファイル名
lpr -PPIXUS990i ファイル名
を試してみたが,どちらでも日本語の印刷ができなかった。
次に,コマンドラインで
mpage -1 -o -P ファイル名
としたところ,今度は上手く印刷できた。
そこで FileRunner の print メニューを {lpr {%s}} から { mpage -1 -o -P {%s}} に変更したら印刷できるようになった。
xdvi で dvi ファイルを印刷してみた。
プリンター名として lp ではなく, PIXUS990i を指定する。
一々プリンター名を指定するのは面倒なので .bash_profile の中で環境変数 PRINTER を設定しておくことにした。
PRINTER="PIXUS990i" export USERNAME BASH_ENV PATH LESSOPEN PRINTER
sylpheed の印刷コマンドを lpr %s から mpage -1 -o -P %s に変更した。
私はデスクトップマネージャーとしては,ずっと KDE を使ってきた。 Vine をインストールしただけでは KDE はインストールされないので, apt を使って自分でインストールする。
apt-get update apt-get install task-kde
KDE をインストールしたついでに(??)KDE のメニューから一般ユーザーを作っておいた。
パネルの 「全てのアプリケーション」 -> 「システム」 -> 「ユーザーとグループの管理」で ユーザーとグループを作成。
KDE は好きだが,KDE や Gnome のファイルマネージャーは好きでないので, いつも FileRunner を使っている。
FileRunner は Vine 2.6r4 までは Vine Plus に入っていたのだが, 捜してみたが Vine 3.0 からは Plus に入っていない!!
仕方ないので Vine2.6 の Plus から FileRunner-2.5.1-1vl1.i386.rpm をダウンロードしてインストールしてみた。
rpm -Uvh FileRunner-2.5.1-1vl1.i386.rpm
一見,ちゃんと動いているように見えたが, ファイルを右クリックで開いたり, Q-Edit で開いた時,日本語が表示されない!!
日本語フォントの扱いが変わったせいのようだ。
あれこれ捜してみたら, VineSeedPlus に FileRunner があったので,これをダウンロードしてインストールした。 今度はちゃんと動いた。やれやれ ..... 。
FileRunner はしょっちゅう使うので,インストールしたら使いやすいように設定を変更しておく。
FileRunner を起動し,位置とウィンドウの大きさを調整する メニューの Configuration --> Set Window Pos/Size
Configuration -> Edit Configuration ... -> Commands Cmd Term
Set config(cmd,term) {xterm} を
Set config(cmd,term) {kterm} に変更
Configuration -> Edit Configuration ... -> Commands Editor
Set config(editor) {xterm -e vi {%s}} を
Set config(editor) {kedit {%s}} に変更
これだけでも,大分使いやすくなった。
後は必要に応じて View Extensions に項目を追加すれば, ファイルを右クリックしたときに起動するアプリケーションを設定できる。
困ったことに MS Windows の Word や Excel のファイルがメールに添付されてくることが多い。
大抵は読まないが,たまには必要な書類もあるので,OpenOffice をインストールしておく。
取り敢えず,コマンドラインで apt を実行してみた。
apt-get install openoffice.org
すると,本当に OpenOffice がインストールされた!
(知らなかった。VIne のどこかに OpenOffice が入っていたんだ)
簡単にインストールできて喜んだのも束の間,バージョンが 1.1.2 と古い。 一般ユーザーでインストール(それとも設定??)しようとしたら, libgcc.so.1 だったかがないと怒られた!! 古すぎる!!
速攻,削除した!!
apt-get remove openoffice.org
apt-get remove openoffice.org-libs
OpenOffice.org 日本ユーザー会 に行き,最新版 1.1.5 をダウンロードした。
apt でパッケージをインストールするのは root でなければできないが, 今ダウンロードした OpenOffice の tar.gz ファイルは, 実際に OpenOffice を使用する一般ユーザーが自分のホームディレクトリーの中にインストールすればよい。 以下は一般ユーザーでログインして実行している。
解凍 tar zxvf OOo_1.1.5_LinuxIntel_install_ja.tar.gz OOo_1.1.5_LinuxIntel_install_ja/ というディレクトリーができる。 このディレクトリーに移動する。 cd OOo_1.1.5_LinuxIntel_install_ja/ setup コマンドを実行する。 ./setup これで /home/ashida/OpenOffice.org1.1.5/ の中に全てインストールされる。
なお,OpenOffice の起動コマンドは soffice である。
.bash_profile に PATH を設定しておいた。
PATH=$PATH:$HOME/bin:$HOME/OpenOffice.org1.1.5
コマンドラインで soffice を実行して,Openoffice を起動し, 適当な MS WORD ファイルや EXCEL ファイルを開いてみたが, ちゃんと日本語が表示できた。
EXCEL ファイルを印刷してみたが, 日本語の印刷も無事にできた。
ところが,Word の文書を印刷しようとしたら,プリンターに送ったはずなのに, プリンターが動かない。 KDE メニューの「システム」「CUPS 印刷マネージャー」で PIXUS990i を「開き」 ジョブを「一時停止」にしてから「再開」にしたら印刷を始めた。 日本語もちゃんと印刷できている。
全ての Word のドキュメントや Excel のファイルがちゃんと印刷できるかどうかは分からないが, 以前のバージョンよりは日本語関係のトラブルが少なくなったかも ..... 。
Adobe の WEB サイト から AdobeReader_jpn-7.0.1-1.i386.rpm をダウンロードしてインストールした。
以前は日本語のフォントなどを別にダウンロードしてインストールする必要があったが, 今は上記のパッケージをインストールするだけでよいらしい。
root になって,コマンドラインで以下を実行する。 rpm -ivh AdobeReader_jpn-7.0.1-1.i386.rpm
起動はは以前と同様に acroread xxx.pdf のようだ。
以前は日本語の pdf ファイルの印刷で苦労したのだが, 何もせずに印刷メニューで印刷できた。
尚,Vine 2.6r4 ではライブラリーが古くて,このバージョンの AdobeReader をインストールすることはできなかった!
root になり, VMWare の CD-ROM を入れてマウントする。
/mnt/cdrom に移動し,rpm コマンドでインストールする。
rpm -Uvh VMware-workstation-4.5.2-8848.i386.rpm
なお,これでインストールされたパッケージの名前は VMwareWorkstation である。
どこに何が入ったのかを知りたいときは
rpm -ql VMwareWorkstation
次にスクリプトを実行する。ほとんどの質問にはデフォールトの値でよいので, 単に [ENTER]キーを押していくだけ。
なお, host-only と Samba も入れておいた。
vmware-config.pl
自動的に割り当てられたネットワークアドレスは以下となった。
bridged network vmnet0 NAT vmnet8 172.16.59.0/255.255.255.0 host-only vmnet1 192.168.81.0
私は以前から VMWare を使っていたので,以前の環境(設定やゲストOSなど)を, このパソコンの VMWare に移すことにした。
一般ユーザー ashida にもどって以前使用していたパソコンから以下のファイルをコピーした。
/home/ashida/.vmware # ライセンスなど /home/ashida/vmware # ゲストOSのパスや設定など /VMwork/ --> /work/VMwork/ # ゲストOSの実態
以前は /VMwork に入れていたゲストOSファイルを /work/VMwork に変更したので, 設定ファイルを以下のように変更した。
/home/ashida/vmware/win2000Pro/win2000Pro.cfg を修正 前 scsi0:0.fileName = /VMwork/win2000Pro.vmdk 後 scsi0:0.fileName = /work/VMwork/win2000Pro.vmdk
なお,VMware のネットワーク設定などは /etc/vmware の中のファイルで行っている。
準備ができたので 一般ユーザー ashida で kterm から vmware を起動した。
win2000Pro を起動しようとしたら,VMware のシリアルナンバーの入力を求められたので, 入力する。
win2000 が無事起動した。
Administrator でログインして,Windows 用 VMware Tools をインストールする。 以前のパソコンは解像度が 1400x1024 だったのでゲストOSの画面を 1024x768 にしていたが, 今度のパソコンは解像度が 1024x768 のので,ゲストOSの画面解像度を 800x600 に変更した。
ashida でログインしなおして,FFFTP などの設定を変更した。
USB プリンター Canon PIXUS990i を接続したら,認識された。